INTERVIEW  vol.02  2016.11.11

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こんにちは、ISSHIKIデザイナーの戸塚です。今回はISSHIKIがカバーデザインを担当し、10万部突破した『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』の担当編集者・かんき出版の今駒さんにお話を伺ってきました!

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『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』
著者:小杉 拓也
http://amzn.asia/et3BiTS

“自分の作品とか、生きた証みたいなものを残したいと思って”


:前職は何をされてたんですか?

:編プロで5年半働いていました。

:もともと編プロにいらしたんですね。

:編集やライティング、営業から印刷立ち合いまでもう全部やっていました。取材して、ラフや素材を渡して社内のデザイナーと一緒に作って…かなり鍛えられたし、ディレクション力はつきましたね。
でも徹夜と残業続きで、さすがに続けていくのは厳しいなと思って辞めました。その後10ヶ月くらいニートして、かんきに入社しました。今年で3年目です。

:それで去年、『算数』本を作られたわけですね。入社2年目で10万部の書籍が作れるなんてすごいです!

:実はこれ、もともと持ち込みの企画だったんです。著者の小杉拓也さんはダイヤモンド社さんからすでに出版されていて4万部も売れていた方だったのに、郵送で企画書が編集部宛に送られてきて。数ある持ち込み企画の中でも完成度が高く、異彩を放っていたんです。それでお会いしたら、とんとん拍子に話が進んでいって。会社としても学習参考書のジャンルを出すのは初めての試みだったので、上手くいって良かったです。

:そんなきっかけがあったんですね。
ちなみにニートの間って何されてたんですか?

:前職があまりにもハードワークだったので、私は本当に編集がやりたいのかを見つめ直そうと思って。1日マンガ喫茶にいたり、昼間にお散歩したりとか。
もともとモノを作ることがしたくて。ボーッとしてたら、生きて死ぬだけで何も残せないじゃないですか。自分の作品とか生きた証みたいなものを残したいと思って。そこで、自分が好きなものは何かなって考えたら、漫画とか雑誌の「紙」で残るもの
だったんです。
うちの会社が得意としてるようなビジネス書はそんなに読んだことがないまま入社したんですけど(笑)、だからこそ読書家じゃない人が読みやすい本が作れるので、そこは良かったかなと思います。

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カバー制作秘話

:今だから言えるカバーの苦労話などありますか?

:とにかく簡単そうに見せるのには苦労しましたね。
小学校の参考書だけど、ビジネス書のテイストを少し入れたいと思って、デジカルさんに依頼させてもらったんですけど、あまりスタイリッシュにしちゃうと都会の意識高いママにしか受けない。地方の、町に1軒しかないような書店でも受け入れられるように意識しました。

▼ラフデザインver.1
(柔らかさを出すための赤字がたくさん)
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▼ラフデザインver.2
(最終デザインにかなり近づいてきました)
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“「若者の更生にも一役買えてるんだ!」と思ったら感動しました。(笑)”

:本に同封されてる読者カードで感想を送ってくれる方がいるんですよ。

:直接読者の声を聞けるのは嬉しいですね!

:本当そうなんです!戦時中で学校に通えなかった80歳過ぎのおじいちゃんが学び直し用に買ってくれたりとか。8歳の子が直筆で感想を書いてくれたりとか。
この前は北海道の少年院から注文が来て…「若者の更生にも一役買えてるんだ!」と思ったら感動しました。(笑)親御さんだけじゃなく広がってるのが、すごい嬉しかったですね。

:今後やりたい企画などありますか?

:まずは売れるシリーズに育てていくっていうのがひとつと、これをスライドさせてもっとビジネスパーソン向けの学び直し・教養本をやりたいですね。あとは、特に決めないのがポリシーです。面白そうな人がいたらやるし、成り行き任せです。(笑)

:素敵なポリシーだと思います。(笑)
この『算数』本も、安定して売れ続けたからこそ丸一年で10万部ですもんね。9月に出た新作『中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本』も既に37,000部突破で幸先の良いスタートですよね!

:そうですね!どこも妥協してない、苦労した本ではあるけど、その分それが届いてよかったなと思います。この時の打ち上げがまだできていないので、やりましょう!

:ぜひ!!(笑)

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『中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本』
著者:小杉 拓也
http://amzn.asia/c1X2bJ8

▼私(右)が持っている本は9月に発売したシリーズ本で、カバーは戸塚が担当しています。
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そんなかんき出版さんは来年4月でなんと40周年!特設サイトも公開されていて、「40年の歩みすごろく」や「読者プレゼントコーナー」も!
https://kanki-pub.co.jp/pub/40th_anniversary/

▼記念にオリジナルのキットカットを頂いちゃいました!
名刺にも記念ロゴ入り。手が込んでます!
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ここでは明かせない制作秘話など、楽しくお話しさせていただきました。今後どんどんシリーズ展開もされていく予定なので、乞うご期待です!

今駒さん、ありがとうございました!!

Profile
かんき出版  今駒菜摘さん
ご出身
川崎の山のほう。生まれも育ちも新百合ヶ丘
経歴
女子校・女子大を卒業してから編プロ5年半、ニート10ヶ月、2013年からかんき入社
代表作
『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』
趣味
マンガ、ライヴに行くこと、舞台鑑賞、長風呂、ストレッチ
愛用グッズ
おしゅし(中でも『えび』がお気に入り)

今回取材で使わせていただいたお店はコチラ

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アナログ新宿(新宿三丁目)

その名の通りアナログ感たっぷりなノスタルジックなカフェ。全席ソファなので、ゆったりくつろげます。
HP:http://www.atticroom.jp/analog-shinjuku/

▼ランチはドリンク付きで1,000円。
カレーやキッシュなど選べるメニューは週替わりなので、いろんなお料理が楽しめます。
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